おバカなたわごと

ニホンゴは難しい

なぜか不意打ち三連休をいただいたので実家でシッポリしてきました。

これは日ごろ仕事を頑張っている私に対する上司からのささやかなご褒美、

などではなく、「つい三日前に連休やっただろうが!よって貴様のゴールデンウィークは無しだ!」 という無言の理不尽なメッセージと受け取っております。
短い夢をありがとう。

ところで、
実家に帰っている間ずっとだったのですが、本当に風が強かったですね。 大荒れのお天気でした。
特に我が家の前は、お店のでっかい駐車場が広がっていて何も障害物がないために、風が直接吹き荒れてくるのです。 窓に風が当たって「ヒューヒュー」と音を立てていました。 干していた洗濯物もカランカランと竿にぶつかりながらはためいていました。

そんな風が止んでようやく窓を開けることが出来るようになったのが、もう夕方のころ。 そよそよと静かになった風をかんじながら、母親はこうつぶやきました。
「ホント、まるで『たいふういっか』が過ぎ去ったみたいな風の強さだったわね。」 と。

コレを聞いていた私は「おや?」と思いました。

これはトートロジーです。 つまり同語反復してしまっているということ。
「たいふういっか」 とは 「台風一過」と書き、 台風が一時に過ぎ去っていくさまを言い表しています。 「過ぎ去る」という意味が反復しているのです。

で、ピンときて母親に問いただしてみました。
・・・やっぱり。
『台風一過』 を 『台風一家』 だと思っていたそうです。
台風お父さん、台風お母さん、台風お兄さん、台風お姉さん・・・。 どんな意味なのだろうと、疑問に思わなかったのでしょうか。

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こんなかんじでウチの母はちょっとした勘違いをしていることが多々あります。

まあ、あたし達は 団塊 の世代だからね〜。」

※団塊 − たくさんのものが集まって出来た、かたまり。(広辞苑)

ベビーブームのころに生まれた年代の方々はよく言いますね。 ちょっと物事を知っているような達観した発言といったとことでしょうか。

で、ウチの母親もそんな言葉を使ってみたくなったのでしょう。 自分たちの年代は人数が多いから年金がもらえるの、もらえないの、そんな話を私に向かってしているときのことでした。


「まあ、あたし達は ダンコン の世代だからね〜。」


・・・。

ゴメン・・・、ゴメンよ かあさん。



「団塊」「ダンカイ」って読むんだ。
「団魂」じゃないんだ!

ダンコンの世代ってなに?
どんな世代だよ!
疑問を持ってくれよ、母さん。


別に『台風一過』の使い方を間違えてもかまわないです。 誰も気がつかないでしょうし、気がついてもそのまま流してくれると思います。
しかし、しかしですよ。これは状況が変わってきます。 「ダンコン!、ダンコン!、ダンコン!」なんて連呼された日にゃ ケンモチ家の品位を疑われかねない大惨事になるんです。
こればかりは即座に訂正しておきました。
「母さん、それを言うならさぁ・・」

まあ、 「ダンコン!、ダンコン!、ダンコン!」なんて連呼するようなシチュエーションはそうそう無いでしょうがね。

(過去日記より抜粋)